毎日、今日くらい穏やかな気持ちでいたい。別に毎日荒れてるわけではないのだけど、荒んでしまう瞬間がごくたまにあって本当に良くない。今日はこの穏やかさゆえに強い気持ちでいられた。強い気持ち、というのは尖ったものではなくて、ちょっとした事ではへこたれないぞという、低反発まくらみたいな丸みのある感じ、だと思う。自分でも書いててよくわからなくなってきたな。角がなくとも、ないからこそ強くあれたら。
今日も映画を観た。ノルウェーの映画『わたしは最悪。』また大好きな映画にひとつ出会えた。。もう一回観たいくらいよかった。人生の中で予期せぬタイミングでやって来てしまう、心がときめく瞬間のこととか。あらゆる選択をするまでの過程がいくつも描かれていた。本当によかった。まだ感想を全部言葉にはしてしまわず、心の中に留めておきたい気持ち。ほとんど全部の描写に心を擽られた。
帰り道はすっかり涼しくなっていた。レイトショーの余韻に浸りながら歩くにはちょうどいい気温で、疲れてたけど歩いて帰った。もう夏の匂いはしない。秋の音と、秋の匂いがする。秋の匂いがどんなのかって聞かれるとうまく説明できないけど、これが夏の匂いでないことだけはたしかで、だから秋の匂いなんだと思った。野良ランチが復活できる日も近い。