Twitterをぼんやり眺めていたらBase Ball Bearの武道館公演の様子がちらほら流れてきて、ベボベ武道館やっぱり行きたかったなあと思った。しばらく貧乏生活で経済的に苦しいので諦めてしまったけど、これは行くべきだったなあって。
世代ではないけど、ベボベは高校生の頃から今でも追い続けている数少ないバンド(中高の頃と今とでは、聴いてる音楽もずいぶん変わった。聴かなくなった音楽も多い)。高校1年生の頃、ラジオか何か(School of Lock!とかだと思う)でベボベのことを知って気になってたら、ちょうどその時後ろの席だったクラスメイトがベボベにめちゃくちゃ詳しくて、「ほんとはお兄ちゃんのなんだけどこっそり持ってきた」と言ってベボベの音源ほぼ全部(CD15枚くらい)を貸してくれたことがある。ベボベの歌詞カードには、詞が縦書きで書いてあるのがいい。あと「新呼吸」というすごいアルバムがあるのだけど、このアルバムに込められたコンセプトは歌詞カードを見ないと分からなくて、貸してくれたクラスメイトから聞いて衝撃を受けたのを覚えている。サブスクで知ったとかじゃなくて、CDで聞いて歌詞カードに触れた経緯があるから、きっと今でも当時と変わらない温度で好きなのだと思う。このCDを借りた思い出込みでベボベのことが好き。
その後この友人とはクラスが離れてしまったのだけど、新譜が出たり大きなニュース(CDを借りた少し後にギターの湯浅さんが突然脱退したこととか。湯浅さんはほとんど喋らないけど喋ると面白くて、ライブの間奏でコンテンポラリーダンスみたいに踊り出すコーナーがあったりしてかなり好きだったので、脱退は結構ショックだった)があるたび廊下で話したり新譜のCDを借りたりした。ミセスとかKANA-BOONとかが絶賛流行っている中、ベボベを聴いてる人は同じ学年にわたしとこの友人と、もう1人くらいしかいなかったけど、話せる人がいたのはありがたかった。
今回の武道館にもこの友人は行っていたようで、わたしもやっぱり行くべきだったと反省した。行くべき場所ってある。そして結成21周年おめでとうございます。
最近日記を書くのが滞っていましたが、ベボベのCDを借りた思い出はあまりに良すぎるせいかすらすら書けました。最近のことも近いうちまた書きたいと思います。そんなことはないんだけど、書き残しておかないと無かったことになってしまう気がして、でも書いてないことは自覚している以上に忘れてしまうから、忘れたくないことはなるべく書いておきたい。少しずつペースを取り戻す。